風のなかゆく

この大地のあらゆるものには、一つひとつに目的がある。あらゆる病気には、それぞれ治療できる薬草がある。おなじようにすべての人に役割がある。 山川草木悉有仏性
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ハンゲは漢字で半夏 『神農本草経』の下品に収載

ハンゲは漢字で半夏と書き,中国では漢の時代に書かれた最古の本草書『神農本草経』の下品に収載され,
「傷寒寒熱,心下堅を主り,気を下し,喉咽腫痛,頭眩,胸脹,咳逆,脹鳴,止汗」とあり,
咳嗽の中でも湿性の咳嗽の湿を除き,去痰を促し,胃の水分代謝を調え,
鎮嘔,鎮吐,鎮静などに使われる薬剤に配合される.
漢方では,温経湯,カッコウ正気散,甘草瀉心湯,
柴苓湯,柴胡加竜骨牡蠣湯,柴胡桂枝湯,小柴胡湯,
小青竜湯,参蘇飲,大柴胡湯,麦門冬湯,半夏厚朴湯,半夏瀉心湯,
六君子湯など健胃消化薬や鎮咳去痰薬などとみなされる処方及びその他の処方に配合される生薬である.

七十二候(今では雑節の一つ)の「半夏生」は,
夏至から11日目(7月2日頃)に半夏が生ずることからその名が付いた.
この日は田植えを終える日であり,稲作農家にとってはその年の収穫を占う重要な日であった.
また「半夏生」の頃,茎最上部の葉の基部から半分以上が白くなるハンゲショウ(半夏生)という名の植物があるが,
これはドクダミ科ハンゲショウ属Saururus chinensisで,またの名をカタシログサ(片白草)という.
農家にとってカラスビシャクは畑地に生える雑草であり生命力が強いため嫌われており,
ヒャクソウナカセとも呼ばれる.
しかし,お百姓さんが畑の雑草取りでカラスビシャクの球茎を掘り取り,
ある程度溜めて生薬の仲買人などに売って小遣い稼ぎをするところからヘソクリとも言われる.
また,球茎の形が人のヘソや栗に似ていることからヘソクリという所もある.
民間薬的には脚気,嘔吐,悪阻,船酔い,靴擦れ,胃腸病,神経痛,毛はえ薬,喉の腫れなどに使われる.

「自分の体を知ってもらう」ことは、病気を早く直す上で大切なことです。漢方の相談をできる薬剤師・鍼灸師を、おもちになってはいかがでしょうか。漢方相談は、できれば予約をお願いします


1.嘔吐に、制吐作用を利用する。湿邪による嘔吐に効果がある。古人は経験的に、“胃寒による嘔吐には半夏が最適である”としている。臨床では、以下のような嘔吐に使用する。
急性消化不良症による嘔吐で、心窩部がつかえて苦しいときに用いる。
慢性胃炎による嘔吐で、上腹部痛・曖気・食欲不振などの脾胃気虚の症状をともなうときに使用する。
2.妊娠嘔吐に用いる。
3.去痰に用いる。咳嗽・多痰・白く粘稠な痰・胸腹部が苦しいなどの湿痰の症状(慢性気管支炎・気管支拡張症にみられる)に使用する。頭痛・咳嗽・多痰・ときによだれを吐く・寒がる・寒さをきらう・眩暈などの痰厥頭痛の症状に対して用いる。
古人は経験的に、“足の太陰(脾経)の痰厥頭痛は半夏でなければ治療できない”としているが、この面での半夏の作用機序は去痰・鎮静であると考えらえる。
4. 生半夏をつぶして化膿症に外用すると、神経末梢に対して麻痺作用があるらしく、痛みが止まる。また皮膚炎には生半夏を酢とすりつぶした汁を使用する。
(附)急性緑内障による頭痛・眼痛・悪心に対しては、半夏で対症的に治療できると述べている人もある。実験的に眼圧低下作用があるためである

参考文献一覧へ 
漢薬の臨床応用 中山医学院編・神戸中医学研究会訳編(医歯薬出版)
園芸植物大事典 (小学館)
和漢薬百科図鑑 難波恒雄(保育社)
葯材学 南京葯学院葯材学教研組編(人民衛生出版社)
日本薬局方解説書 日本薬局方解説書編集委員会編(廣川書店)
日本薬草全書 水野瑞夫監・田中俊弘編(新日本法規)
中葯志 中国医学科学院葯物研究所等編(人民衛生出版社)
中薬大辞典 上海科学技術出版社・小学館編(小学館)
中国中葯資源志要 中国葯材公司編著(科学出版社)
中国植物志 中国科学院中国植物志編輯委員会(科学出版社)
中国高等植物 傳立国・陳潭清・郎楷永・洪涛主編(青島出版社)
中華人民共和国葯典 国家葯典委員会編(化学工業出版社)
全国中草葯※編 全国中草葯※編編写組編(人民衛生出版社)※さんずい+はこがまえ
世界有用植物事典 堀田 満・緒方 健・新田あや・星川清親・柳 宗民・山崎耕宇編(平凡社)
新訂 和漢薬 赤松金芳(医歯薬出版)
常用中葯材品種整理和質量研究 北方編
楼之岑・秦波主編(北京医科大学・中国協和医科大学聯合出版社)
常用中葯材品種整理和質量研究 南方協作組 徐国鈞・徐珞珊主編(福建科学技術出版社)
生薬管理責任者のためのハンドブック 日本漢方生薬製剤協会
漢方210処方生薬解説 昭和漢方生薬ハーブ研究会編(じほう)
生薬の選品と評価 大阪生薬協会
上海自然科学研究所彙報 Vol.4 1934
原色牧野和漢薬草大圖鑑 三橋 博監(北隆館)
經史證類大觀本草 復刻版 木村康一・吉崎正雄編(廣川書店)
月刊漢方療法 Vol.7 No.5(2003-8) 中国の生薬 丹参 木村孟淳(たにぐち書店)

                           豆知識参照
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